若い人は、なぜビールを飲まなくなったのか

 

若い世代のビール離れが進んでいる。
DIMEの調べによると、「家でビール、飲みますか?」の問いに対し、30代40代は「よく飲む・たまに飲む」が90%に対し、20代は50%程度。
半分が「飲まない」のだ。
ではなぜビールを飲まないのか?と聞けば、
「苦いから」がダントツ
続いて「美味しさがわからない」「他にも飲むお酒がある」「お腹いっぱいになる」とくる。
ビールは苦いところがいいんじゃないかっと、おっさんたちは言いたくなる。
この苦味は大人にならないとわからんのだと言う。
「だったら大人になんかならなくていい、とくにお酒に関しては」と返しがくるかもしれない。うん、ま、確かにその通り、・・・シュン。

 

 

 

友田個人も、実のところ、ビールはあまり飲めない。理由はこの結果に似ていて「お腹がいっぱいになるから」「他にも飲むお酒がある」からだ。「苦味」は飲まない理由ではない。「苦味」に関しては、十分におっさんである、いや、十分に大人である私にとってはむしろ心地いい。それより「後味に残る妙な甘さ」のほうが嫌だ。

さらに、若い人たちに聞けば「ビールの味が重くて嫌い」という意見もあった。とくに「キリン」「エビス」「モルツ」など、いわゆる麦芽の味がたっぷりとした濃厚な飲みごたえある本格派ビールがダメという。味が濃すぎるのだとか。
なるほどね~。
正直、友田的にもこれわからなくはない。ただ、「ごくごく飲むものじゃない」と考えれば美味しいと思えるのじゃないだろうか。ベルギーに初めて行ったときに飲んだブラウン系ビールや黒系ビール、トラピストビールは、冷え冷えをガンガン飲むのではなく、ゆっくり味わいながら一口づつ飲むととてもおいしかった。そんな飲み方楽しみ方があることを知って得した気分だった。日本の濃厚本格ビールもそういう楽しみ方をすればいいのだ。
ゴクゴクサラサラ飲むなら「チューハイ」や「ハイボール」、甘酸っぱいフルーツカクテルなどを飲めばいい。

 

乾杯には好きな飲みのを!

また、別のアンケートでは、「乾杯に定番のビールについてどう思う?」の問いに対して「好きな飲み物を選ばせてほしい」が41%という結果。さらに「お酒が飲めない相手にもとりあえずビールはおかしい」(女性27歳)や「ボク、炭酸が飲めません」(男性23歳)という答えも。
では「乾杯は日本酒で」という声もあるが、「ボク、日本酒飲んだことがありません」「ボクのパパもママも飲みません」なんて言われちゃいそうだな。
乾杯はすべてビール・・・とは思わないが、お祝いのときや宴会スタートの時には、神様に乾杯、神様に感謝の意味を込めて、飲めなくても「酒」で行ってほしいとは思う。
飲めない人は一杯くらい付き合ってね。ビールじゃなくてもいいからさ。

 

 

 

 

 

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2014年11月28日
友田晶子
ソムリエ/
トータル飲料コンサルタント
(ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテルなどお酒と食に関する専門家)

米どころ酒どころ福井県に生まれる。
現在、業界20年以上のキャリアと女性らしい感性を活かし、酒と食に関する一般向けセミナー、イベントの企画・開催、輸入業者や酒販店・料飲店・ホテル旅館などプロ向けコンサルティングを行っている。
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