中国のプレミアムワイン! グレイス・ヴィンヤードのエレガントな味わい

 

香港に行ってきた。
香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア2014年(Hong Kong International Wine & Spirit Fair 2014)の取材だ。
世界中に報道された「香港民主化デモ」の影響で心配されたが、世界38の国と地域、1000社以上の出展で盛大に開催された。
中国の市場に目を付けたフランスやイタリアのワインアプローチも注目だが、個人的には中国のワインが気になった。

 

 
出展社数は少ないものの、中国最初のプレミアムワインと言われるグレイス・ヴィンヤード(Grace Vinyard)がこっそり(!)ブースを構えていた。
グレイス・ヴィンヤードとしての出展ではなく、月刊誌「Winenow Monthly」ブースにてグレイス・ヴィンヤードのワインがテイスティングできたのだ。なぜなら、同誌のチーフエディター劉到新氏(Lau Chi Sun)はグレイス・ヴィンヤードのチーフ・コンサルタントだから。氏はまたキャセイ・パシフィックのワインのアドバイザー(グレースはキャセイのファースト&ビジネスクラスに搭載されている)も務めている。
ブースに伺ったら偶然氏がおり、自慢のヴィンテージ2011をテイスティングさせていただいた。
で、驚いた。
ボルドースタイルにもかかわらず、淡い色合いで、非常に繊細かつエレガント。
イメージとしてはブルゴーニュだ。
スペックは、カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー 13% 、カベルネ・フラン17%。
フレンチオーク新樽100 %で15 ~ 18か月熟成とのこと。

グレース・ヴィンヤードは、1997年山西省太谷市大原渓谷に設立したファミリー経営のワイナリー。創始者の娘でありゴールドマン・サックスでの勤務経験をもつジュディ・レイサー女史が参画後一気にプレミアム・ワイナリーとして成長した。まさに中国ワイン新時代をリードするワイナリー。2001年に上海、香港で初リリース以後、ますます注目度が高まっているのだ。

今回フェア中でLau氏が一押しする「チェアマンズ・リザーヴ2011」は日本円で10,000円ほど。カベルネ78%、メルロー22%の「ディープ・ブルー2011」は6,000円程度(2014年11月23日レート)。
このほかスクリューキャプ式でカジュアルに楽しめる赤ワイン(1,500円程度)やスペインのトーレスとのジョイント(と思われる)「シンフォニー」と名付けられた白ワイン(3,500円程度)もある。
しかし今回のフェアで、まるでブルゴーニュのような淡い色合いと繊細な風味を持つ「チェアマンズ」を知ったのは本当に収穫だったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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2014年11月23日
友田晶子
ソムリエ/
トータル飲料コンサルタント
(ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテルなどお酒と食に関する専門家)

米どころ酒どころ福井県に生まれる。
現在、業界20年以上のキャリアと女性らしい感性を活かし、酒と食に関する一般向けセミナー、イベントの企画・開催、輸入業者や酒販店・料飲店・ホテル旅館などプロ向けコンサルティングを行っている。
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