生ぬるくて薄い? 中国、北京のビール事情

 

北京に行ってきた。
仕事だけど、もちろん、美味しいもの食べたいっという探究心は(いつもどおり)炸裂モード。
到着して、とにかくまずはビール。
中国のビールと言えば「青島(チンタオ)ビール」だ。
しかし、北京は違う。
北京のビールと言えば「燕京ビール」なのである。「ヤンジン・ビージュウ」である。青島は山東省だからね。
北京のビール、正式社名は、燕京啤酒股份有限公司(Yanjing Brewery Company Limited)という。よ、読めない。
1980年創業で、「燕京」とは昔の北京の呼び名だとか。北京オリンピックの際は、公式スポンサーにもなっている。値段は3元~5元くらいでとっても安い。

もう一つは、その名もずばり「北京ビール」というのもあるし、雙合盛啤酒、嘉禾啤酒、チンタオグループの五星啤酒、山水啤酒と結構な種類がある。
基本的に、北京のビールは、ほのかに甘苦くてとっても軽い。泡もあまり立たず、超軽快タイプ。つまり「薄い」ってこと。北京の濃厚な料理には負け負けだけど、濃厚な味を洗い流すためにはいいかもしれない。
もちろん青島ビールを飲むこともできるけど、なぜか、水っぽく感じる。こんな味だったかなぁ。さらにハイネケンやカールスバーグを飲むけど、同じく水っぽい。なんでかなぁ。
日本のビールもある。ちなみに北京はアサヒビールが強く、上海はサントリーが強いとか。
しかし、アサヒビールさんにうかがうと、ビールよりもアサヒビールが造る牛乳のほうが売れているとか。おどろきだね。

 

 

 

 

グラスは持ってきてくれない(涙)

さらに、レストランでビールを頼むと、缶かボトルをどんっと持ってきて、グラスを持ってきてくれない。
北京在住も長く、今回日本酒セミナーをやらせていただいた和食店SAKE MANZOの山本敬オーナーも「どこへ行っても同じで困っちゃいます。グラスを持ってきてと言わないとほとんど持ってきてくれない」と嘆く。
どうも、缶ごと、ボトルごと飲むのが北京流のようなのだ。ま、炭酸が少なくて超あっさりだからグラスに注がなくてもあまりびりびりせずに飲めるんだけどね。
おまけに、中国北京もほかの国と同じくビールはあまり冷えていない。
日本人はこれがいやみたいだね。
私は、あんまり冷え冷えでなくても構わないのだけど・・・。
ビールをキンキンに冷やして飲むのは、世界中でも日本くらいじゃないかな。
氷点下を冠して売るビールが人気になるのも日本だけだろう。
郷に入れば郷に従え。生ぬるいビールも北京の街中では妙においしく感じられるのだ。

 

 

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2014年6月2日
友田晶子
ソムリエ/
トータル飲料コンサルタント
(ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテルなどお酒と食に関する専門家)

米どころ酒どころ福井県に生まれる。
現在、業界20年以上のキャリアと女性らしい感性を活かし、酒と食に関する一般向けセミナー、イベントの企画・開催、輸入業者や酒販店・料飲店・ホテル旅館などプロ向けコンサルティングを行っている。
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