新入社員歓迎会での、お酒のビジネスマナー

春はパーティーシーズン。先日、とあるワインスクールの卒業パーティーにて、参加者のマナーの悪さを嘆く人がいた。ビュッフェの料理も食べっぱなし残しっぱなし。話の輪にいれてもらえない参加者もいたとか。ワインの知識の前にパーティーマナーを知るべきでは…と。

今回は、新入社員の歓迎パーティーマナーについてご紹介しよう。いくら不景気とはいえ、新入社員を歓迎しない会社はない。先輩から歓迎され、お互い打ち解け、リラックスしながら、コミュニケーションをとるのが大きな目的だ。しかーし、いくら「歓迎」会であっても、気を抜いてはならぬぞよ、新人諸君。先輩方は、あなたの人となりを、お酒の飲み方・勧め方、食事のとり方・勧め方、話し方・笑い方・うなづき方をしっかり観察しているのだ。いや、観察というより、こういうパーティーの場はおのずとその人の個性や癖が出てしまうもの。意地悪い観察眼というわけでなくても、常識はずれの所作は、自身のイメージダウンになる。とくに酔っ払うとおもわず気が抜け緊張が解け、いらぬミスを犯しかねない。

そこで新人さんが気をつけるべき、歓迎パーティーでの「お酒のビジネスマナーポイント10」を挙げてみた。

 

歓迎パーティーでの「お酒のビジネスマナーポイント10」

1、まずは開始前に「飲みすぎない」「はしゃぎすぎない」ことを心に誓うべし。無礼講などないと思え。お酒の弱い人よりも、むしろお酒に強い人のほうが誓いはしっかりと。

2、飲むこと食べることより、先輩と話をすることが目的と考えよ。

3、乾杯時、周りの人が乾杯用のお酒を手にしているかどうか確認せよ。自分の手にはグラスがあるのに先輩が持っていないなんてありえない。まずは、自分のグラスを手渡す気配り(もちろん口をつけていないもの)、新しいグラスを探す気配りをみせるべし。

4、お酒が弱い人も、乾杯は付き合うべし。口をつけるだけでいい。その後は、お茶やミネラルウォーターをお酒のような雰囲気で飲めばいい。ジュースやコーラより大人っぽい。

5、俺の酒が飲めないのか的な先輩がいたら、ここは勝負時と腹をくくるべし。ありがたくいただき、ちょっとでも口をつけよう。「ありがとうございました。飲めないんですが、この一杯はおいしいです!」といえば先輩の顔もほころぶはず。それ以上無理強いしてくるような先輩は「要注意」とチェックすべし。仕事上でもたぶん要チェックのはず。

6、飲めない人は、会の始まる前に、アンパンやおにぎり一個などちょっと食べておくべし。悪酔い防止になる。

7、先輩のグラスが空いていたら、「お飲みになりますか?」などと言葉を添えて、注ぎ足すべし。ビールやウイスキー、焼酎水割りなど、注ぎ足しが嫌いな人もいる。しかし、新人君に注いでもらってうれしくない先輩もいない。率先して気を利かすのも歓迎会のテクのひとつ。

8、グラスや箸、取り皿、料理、紙ナプキン…など、用意するものや空になったらさげるものなど、飲む食べる話す以外にやること満載なのがパーティー。いくら歓迎会でも先輩に働かせるよりここは若いモンが気働きを見せるのが世の常。こういうところ案外見られている。しかし正直なこところ、これ、できる人とできない人がいる。苦手な人は無理にしようとしなくていいが、横の人、目の前の人、話している相手のことくらいは気にしてみよう。ちょっとしたことでも「気の利くかわいいやつ」と思われるチャンスあり。

9、男子新人が女性先輩にお酌。これもパーティーならある。注ぐときには丁寧に心をこめて。あわてなくていい。汚さないようにこぼさないように気をつける。その小さい心配りはかならず伝わるもの。

10、       ビュッフェなど立食の場合は、控えめに食べる飲むように。がつがつ食べて、食べ残したままの皿や呑み残しのグラスが山積みというのはいただけない。基本、お腹を膨らますのが目的ではないと心得よ。

 

 

 

歓迎パーティーは、いくら先輩方が「楽しんで」といっても、やはり気を抜くものではない。とくに、立食の場合は360度見られていると思ったほうがいい。姿勢正しく、相対する人に気働きを、そして笑顔だ。そんなあなたの姿を見ている人が必ずいる!

そう、パーティーは疲れるものなのだ。そんな疲れるパーティーでも、参加する意味はある。先輩や同僚、後輩との情報交換ができるし、普段会えない人に会えるチャンスでもある。歓迎会に限らずビジネスパーティーは、「割り切って楽しむ」感覚が必要なのだ。新人さん、がんばって!

 

 

 

 

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2012年3月23日
友田晶子
ソムリエ/
トータル飲料コンサルタント
(ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテルなどお酒と食に関する専門家)

米どころ酒どころ福井県に生まれる。
現在、業界20年以上のキャリアと女性らしい感性を活かし、酒と食に関する一般向けセミナー、イベントの企画・開催、輸入業者や酒販店・料飲店・ホテル旅館などプロ向けコンサルティングを行っている。
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