いやいや、今度は本当です(先日、「ムエックス氏と飲んじゃいました日記」を書いたけれど、本当はセミナーで一緒に写真を撮っただけだったので・・・てへへ)。ブルゴーニュ、ムルソーの偉大な造り手Comtes Lafonコント・ラフォン当主、ドミニク・ラフォン氏とお食事しちゃいました。それも吉兆(ホテル西洋銀座店)で♪ ひゃっほ-っ。最初は緊張ムードだったけど、最後はなんだかノリノリ。うしろのほうの写真でノリノリ具合を見てください。
本日は、画像、大量放出だぁ!

はい、コントラフォンは、ムルソーの巨匠です。今回の主宰はエノテカ(株)。ドミニクさんと16名のみの贅沢なディナーです。
ウフウフウフ♪

こちらが酔う前の、いや、最初のご挨拶をされるドミニク・ラフォン氏。エレガントな紳士です。酔う前は・・・。

さすが吉兆、すばらしいお品書きが用意されています。ビールはもちろん泡モノもまったくなしでのスタートはMacon Villages 2005年と Macon Milly Lamartine 2006年。ドミニクは05のほうが硬いといいましたが、うんにゃぁ、私には05は結構開いていて、06のほうがしっかり硬い感じがしたぞ。まわりの方も同じ意見だった。マコンでも濃縮感のある味わいでびっくり。

本日のラインアップは、
最初のMacon2種と、
Meursault Clos de la Barre 2004年
同 2001年
Meursault Perrieres 2000年
Volnay Santenots (Magnum) 2005年
同 1997年
・・・の7種類。
うう~~ん、どれも、わかっ!
お料理は、もちろん、ワインに合わせたもの。

「膳菜」と書かれた前菜は、「パレット皿八寸」。一つ一つに手が込んでいて多彩な味わい。吉兆さんは、基本、しっかりとした味付けだけど、本日は特に味付けが濃い目のような感じ。ラフォンのボディーにあわせて・・・なのか・・・。

「お椀」として、鯛しゃぶ。若布と新玉ねぎもしゃぶしゃぶする。鯛のピンク色が美しい。先日、和食「かんだ」(西麻布)に行き、やはり若布のしゃぶしゃぶをいただいたけど、う~~ん、産地が違うのだろうか、「かんだ」のほうが鮮やかなグリーンでしゃくしゃくした歯ざわりでしたな・・・。

「造り」は、なんとも鮮やかな桜の景色の器に盛られた中トロ鮪のにぎり。吉兆店主の湯木氏から「お寿司とワインの相性はどう思われますか?」の質問にドミニクは「お醤油は味わいが強くパワフルなので、赤ワインが合うように思う」・・・って。さっすがぁ~! 私と全く同じ考えだね、ドミニクさん!! 付け合せのガリは、ムルソーにすごくすごく合いましたよ。そういえば、私のフランス語の先生ドラは、このガリが大好きで、丼いっぱい食べてお腹こわしたって言ってたなぁ。まったく本当にお馬鹿ちゃんだ。

「揚げ物」で、稚鮎の「焼揚」。焼いて揚げてあるのか? 微妙な苦味が大変美味だけど、おおーっと、フランス人のドミニクも「苦味が残るところが印象的」というておる。ふむ、この微妙な苦味を美味しく感じるのは、日本人の大人だけかと思ったがそうじゃないのね。
たらの芽も「焼揚」なのか、いくぶん山菜独特の香りが消し飛んでいたような。残念。

ヴォルネー。すごい紫色。わかっ!
ちなみにドミニクは、ヴォルネーなら80年代が飲みごろだと、ムルソーならすくなくとも5~10年(だったかな)たたないと飲み頃ではないとおっしゃってます。個人的には1970年代くらいのを飲みたいなぁ。
95、6年あたりからビオ・ディナミに切り替えたらしく、そこから口あたりが優しくなったといわれてます。それ以前のがっしり濃厚な味わいを懐かしむオールドファンも多い。
あと、日本輸出用は、しっかりフィルターをかけており、それ以外はノンフィルターである・・・という噂はまったくウソらしい。ムルソーの瓶詰めは1日で完了させるため、日本用とか国内用とか分けている時間はないのだそう。ラフォンマニアの方、これ、本当よ。というのも、ドミニクは一緒に来日している営業担当のポールさんと、「ほら、このうわさがまた出たヨ、日本に来るとこの話が出る、ちょっとまずいな、ちゃんと正しく広報しなきゃな」・・・みたいなことこしょこしょって話してましたから。ええ、一応、フランス語はわかるんです、アタクシ。

「焼物」は、黒毛和牛ローストビーフ、わさび温野菜、ふきのとうみそ別添え・・・である。やはり、し・も・ふ・り・・・である。・・・(涙)。ヴォルネーに合わせてかもしれないが、わさびをたっぷりつけたままならむしろムルソーにぴったり。
付け合せのジャガイモとアスパラの炒め物は、なんか、家庭料理っぽい。

「焚合」の焼竹の子。やはり、今日は全体的に濃い目の味付けのよう。

「御飯」は、ふかひれ姿煮ごはん、すっぽんスープ仕立て。うふ~~ん、ゴージャス。これは美味しい。吉兆常連さんにうかがうと、本日のこのフカヒレごはんは薄味仕立てだとか。ほかが濃いのでここで調整したか。私はこのくらいがいい♪ このあと、桜のブラマンジェと桜餅とお薄でシメ。満腹ちゃんでした。

ドミニク&晶子のツーショット。なぜ、私の顔を見る?しっかり肩に手が・・・。 そう、これで思い出したけど、昔ボルドーでお世話になっていたシャトーのオーナーも、私と写真を撮ったときに、これと全く同じスタイルだった。フランス人特有の撮られ方か?? 「美しい女性とはこうして撮るんだよ」・・・って。このフランス男めっ。照れるがな。

「ほら、ドミニク、前向いて!」とお願いしてのもう一枚。結構酔ってる。(後ろに写っているのはサントリー、シャトーラグランジュの鈴田さんです)

あんまり見つめるから、私もにっこり。ってか、完全酔っ払い。

最後は、きっちり、決めました。
ラフォンと吉兆でディナーなんて、まことに贅沢な夜でした。ちなみに参加費35,000円也。
本日の経験でわかったのは、滋味豊かな魚や野菜の旨味たっぷりの和食、出汁の旨味たっぷりの和食、お醤油が使われる和食・・・には、白でも赤でも、ある程度熟成したワインがやはり合うということを感じた次第。本日のワインは、もちろん、すばらしいものばかりだったが、いかんせん、若い。若いのでその果実のジューシーさと料理の旨味とが、溶け合わず、どうにもミスマッチなのだ。だって、和食にジュースは合わないでしょ? それと同じこと。
とくにペリエールの力強さに対抗できる和食はそうない感じがした。渋味さえ感じるくらい(若いせいもあるし良年のせいもある)のパワフルさを持っているので、きっと、クリームやバターを使った料理だとすばらしくマッチするように感じた。和食となら、このワイン、あと10年後くらいにあわせたい。ウウ~~ン、気の遠くなるような話やなぁ。ま、古酒好きの私の勝手な意見です。
なにはともあれ、ステキな会でした。
このディナーのあとは、西麻布のワインバーで怒涛の二次会に突入。「ワインとステキなディナーのあとはビールだ!」と、美味しそうに生ビールを二杯空けたドミニク。
ここはワインバーです。
そのあとアルマン・ルソーのクロ・ド・ラ・ロッシュで再度乾杯。あわせたのはカレーライス!
ここはワインバーですぅ。