グルメ界で話題の「ミシュラン東京」はさまざまな和食のお店も掲載するというけれど、お寿司は載るのかなぁ。載るとしたらどこが載るのだろう。あの店、この店、そうそう、あそこも載るんだろうなぁ。銀座のここ「きよ田」も私は星つきだと思うけど、さて審査員や編集部はどう判断するか・・・。きっと、載らないだろうな。ま、載らないほうがいいけどね。掲載されていいこともあるだろうけど、面倒なことだってあるだろうからね。
さて、「きよ田」、久しぶりにうかがったのは、秋晴れのお昼でした。
今回も写真が多いです♪

いつも清潔な白木のカウンター。りんと引き締まった空気が流れます。

最初は「佐島の鯛」。う~~ん、昆布の味がする。こりっとした歯ごたえ(←私の好きなキーワード)。

とこぶしとアワビの中間の貝ですって。青森産だったかな。味がと~~っても凝縮している。江戸では「トコ」って呼ばれている(んだったっけな・・・。食べるの必死で忘れてしもた・・・)。

驚きなのが、この貝殻。海草がたくさん生えています。これは、じ~っと長いこと海の底にいたと言う証拠です。すごいね。

うに。明礬(みょうばん)臭くないホンモノのうに。甘い。ちょっと苦い。ちょっと酸っぱい。とける。とても繊細でさまざまな味わいが詰まっています。

プチプチ、瑞々しいいくら。若く新鮮な感じがします。

ほかにもいろいろおつまみを食べた後、握りスタートです。最初は赤身。赤身のよさは「酸味」だと思う。いつも言っていることですが・・・。この酸味が旨味に通じる。ご飯もほろりとしてやや固めのところが美味しいのです♪
は~、赤身大好き(涙)。

中トロ。いつも書いていることですが、中トロも大トロも嫌い。興味のない私。しか~し、ここのトロは食べられる。なぜなら、たぶん、熟成させているから・・・でしょう。いかにいいものを仕入れても、うまく熟成させて、それをいいタイミングで出すというのはお店の「技」。これがないと名店とはいえません。
ご飯とのバランスもすばらしい(涙)。

お、お、大トロ~。でも、ここのは食べられる。さっくりしているから。ねっとりどろどろの脂っこさがないのがいい。

コハダ。小さすぎないのがいい。「しんこ」は人気だけど、旨味があまりないように思うので、やはりこれくらいがいい。

イカ。こりこりさくさくのイカ。これもご飯とのバランスがいい。イカだけ残っちゃう・・・とか、ありますからね・・・。

車えび。生も好きだけど、煮たものは甘さが倍増します。こちらは頭のほう。ちょっと味噌の風味が。え? 生臭いわけないじゃない。この頭の前に胴体部分が出ました。ぶりぶりです。

アナゴ。大きい。外はかりっと、中はふわっと。ボリュームあるけど優しい味です。
今回はおつまみもたっぷり、握りも写真のほかに何個も出て、お腹一杯ですぅ。きよ田のお寿司でお腹一杯なんて、ふふ、贅沢で幸せ(でも、消化が早~~い)。
ちなみに、お昼は、予約があれば開けてくださるそう。
この日の前日、あの白洲次郎と正子のお孫さんがいらしたとか(最近雑誌などでよくお見かけする)。李朝時代の徳利を持参されてへべれけによっぱらって帰ったとか。天下のお宝を、酔っ払った手で危なっかしく持つのでドキドキしちゃいましたぁ・・・とおっしゃるのが新津さんのあとこの「きよ田」を仕切っている木村さんの言葉です。